
こんにちは!ことパパです。
今回は、「事業承継・M&Aエキスパート」資格について、 実際に受験した体験をもとに、試験の内容や難易度、勉強法などを詳しく解説します。
受験を検討しているという方は、ぜひ参考にしてください!
資格概要
事業承継・M&Aエキスパート試験とは?
事業承継・M&Aエキスパート試験は、一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい)が主催する資格試験で、事業承継やM&A(合併・買収)に関する専門知識を証明する資格です。
【試験概要】試験方式・合格基準
項目 | 内容 |
---|---|
主催団体 | 一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい) |
試験形態 | CBT方式 |
受験資格 | 制限なし(誰でも受験可能) |
試験方式 | 四答択一式30問、総合問題10題 |
試験時間 | 120分 |
合格基準 | 100点満点中70点以上 |
合格発表 | 試験終了後、その場で合否に係るスコアレポートが渡される。 |
試験範囲 | 1.事業承継関連税制等 2.事業承継関連法制等 3.M&A基礎知識・関連会計 4.M&A関連法制等 5.総合問題 |
試験の出題範囲
カテゴリー | 難易度 | 内容 |
---|---|---|
①事業承継関連税制等 | 最も難解 | 相続税、贈与税、所得税がメインテーマ |
②事業承継関連法制等 | 高い | 会社法、贈与税の納税猶予及び免除の特例、ケース問題 |
③M&A基礎知識・関連会計 | 簡単 | M&Aの基礎知識や関連する会計処理 |
④M&A関連法制等 | 簡単 | M&Aの手法とその違いを学ぶ |
⑤総合問題 | 総合力 | これまでの知識を活用するケース問題 |
資格取得のメリット
キャリアアップ
- M&A仲介業界や金融機関での評価向上
- 事業承継・M&Aアドバイザーとしての信頼性向上
企業内での活躍
- 金融機関:事業承継支援やM&Aアドバイザーとして活躍
- 会計・税理士事務所:クライアントの事業承継・M&A支援に役立つ
- コンサルティング業界:M&Aや事業承継の戦略立案が可能に
上級資格への受講資格の獲得
合格者は「M&Aシニアエキスパート養成スクール」「事業承継シニアエキスパート養成スクール」の受講資格を得ることができます。
おすすめ勉強法!
すでにかなり前に合格済みなので、自分が改めて受験し直すならどうするか、考えました!
スケジュール
事業承継・M&Aエキスパート試験の勉強時間を自分の受験経験も踏まえて30~50時間程度設定し、1ヶ月を目安にスケジュールを作成しました。1ヶ月×1.5時間=45時間程度を想定しています。

おすすめの教材
公式問題集
この試験に関する問題集はほぼ1択なので、選択肢に迷うことはないでしょう。
この問題集をしっかり勉強すれば受かります!
スケジュールのポイント解説

ポイント①
前述のとおり、事業承継・M&Aエキスパート試験の公式問題集はあるものの、公式テキストはありません。心配であれば、別途事業承継・M&Aに関する書籍を購入してもよいと思いますが、試験合格を目的とした場合はなくても問題はありません。
ポイント②
公式問題集をひたすら解きます。180ページあるので、最低でも3回転させると540ページ、30日で割るので1日18ページを目標に進めていきましょう。まずはわからなくても1周こなしてみて、2周目でも分からない部分については、ネットで調べたりChatGPTに調べてもらい理解を深めてください。3周目では全問正解を目標にこなしていけば十分合格できるでしょう。
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受験体験記
受験動機
金融業務能力検定の中で、当時は唯一のCBT試験(今はいろいろ増えたみたいですね。)で、資格マニアの方のブログでも何件も取り上げられていたので、興味を持ちました。
勉強期間
1週間(短期間での取得が可能)
難易度
⭐☆☆☆☆☆ 簡単
FP2級と宅建の知識があったのと、常識でとれるものも多かったので、それほど苦労はしなかったです。
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勉強方法
とにかく公式問題集を解きました。2周はしたと思います。
実際に取得してみた感想
勉強期間をあまり取らずに挑戦しましたが、合格できました。 これを取得できたからといって何かできるわけではなく、あくまで事業承継・M&Aの基礎を知るきっかけの試験という位置付けだと思います。

実はこのあと奇しくも、ある会社と事業提携することになり、事業承継・M&Aを実務でがっつり検討することになりましたが、この勉強内容をほとんど覚えておらず、大変苦労しました。
会社形態を検討したり、デューデリジェンスをやったり、会社を設立して、資本金振り込んだり、定款を作ったり、、今思い出しても本当にしんどかったです・・・
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