【FP2級】受験体験談と合格のための勉強法・資格について徹底解説

ことパパ

今回は、FP（ファイナンシャル・プランニング）2級試験についてまとめました！「FP試験ってどんな資格？」「難易度は？」「勉強方法は？」といった疑問を解決しつつ、実際に私が合格するまでのリアルな体験談も紹介します。少しでも参考になれば嬉しいです！

資格概要

ファイナンシャル・プランニング技能士（FP技能士）とは？

FP技能士（ファイナンシャル・プランニング技能士）は、お金に関する幅広い知識を証明する国家資格です。資産運用、保険、税金、相続など、人生に役立つ内容が学べます。
FP技能士には1級・2級・3級の3つのレベルがあり、試験は以下の2つの団体が実施。
🔹 日本FP協会
🔹 金融財政事情研究会（きんざい）
どちらで受けても資格の価値は同じですが、試験内容に若干の違いがあります。

FP技能士の等級と概要

等級	難易度	受験資格	合格率
1級	上級	① FP2級合格＋実務経験1年以上 ② 実務経験5年以上 ③ 厚生労働省の学科試験合格　＋実務経験1年以上	学科: 約10〜15% 実技: 約60%
2級	中級	① FP3級合格者 ② 実務経験2年以上 ③ AFP認定研修の修了者	学科: 約40〜50% 実技: 約50〜70%
3級	初級	受験資格なし（誰でもOK）	学科: 約70% 実技: 約80%

私は、2級から受けるために日本FP協会のAFP認定研修を受講しました。要は、ユーキャンやTACなどのFP通信講座ですね！

FP技能士 vs AFP/CFP

FPといっても、実は2種類の資格があります。
国家資格である「FP技能士」と民間資格である「AFP、CFP」です。
私はFP1級が欲しかったので、どちらも取得する道を選びました。

実務経験なしでFP1級資格を取得するためのフローチャート

次の図のとおり実務経験がなくても②AFP認定研修修了（③の後でもOK）→③FP2級合格→④AFP登録→⑤CFP6科目合格→⑥FP1級（実技）合格というルートで行けばFP1級資格の取得が可能です。

難易度は次の図のとおり、FP1級＝CFP、FP2級＝AFPです。

✅ FP技能士 → 一度取得すれば一生有効！
✅ AFP・CFP → 更新が必要（継続学習が求められる。更新料がかかる。）

FP2級試験概要

項目	内容
合格基準	学科試験: 60点満点中36点以上（60%以上）実技試験: 100点満点中60点以上（60%以上）
試験日程	年3回（1月・5月・9月）
申し込み方法	日本FP協会 or 金財の公式サイトから申し込み
試験範囲	・ライフプランニングと資金計画・リスク管理（保険）・金融資産運用・タックスプランニング（税金）・不動産・相続・事業承継

FP2級のメリット

AFP（アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー）の取得が可能
転職・キャリアアップに有利（金融・保険・不動産業界で評価される）
実生活で役立つ知識が身につく（保険・税金・投資・相続対策など）

日本FP協会ときんざいの違い

FP（ファイナンシャル・プランナー）試験は、「日本FP協会」と「金融財政事情研究会（きんざい）」の2つの団体が実施しています。どちらで受験しても国家資格としての価値は同じですが、試験内容や特徴に違いがあります。

🔍 日本FP協会 vs きんざい（試験の違い）

項目	日本FP協会	きんざい
学科試験	同じ	同じ
実技試験	資産設計提案業務	このうち1つを選択・個人資産相談業務・生保顧客資産相談業務・損保顧客資産相談業務・中小事業主資産相談業務
特徴	独立系FP向け、ライフプラン重視	金融業界向け、実務知識が多め
受験者の傾向	受験者数が多い（特に2級）	金融業界の人が多め

どちらを選ぶべきか？

日本FP協会がおすすめの人

独立系FPを目指している
ライフプランニングに興味がある
幅広い分野の知識を学びたい
（例：家計管理、教育資金、老後資金など）

きんざいがおすすめの人

銀行・保険・証券業界で働いている
実務的な知識を深めたい
計算問題に自信がある
（例：住宅ローン、投資商品、リスク管理など）

【まとめ】日本FP協会ときんざいの違いについて

FP資格の価値は同じなので、どちらを選んでも問題なし！

ことパパ

私は金融業界勤務でなく、実技も資産設計提案業務が良かったので、日本FP協会で受験しました！

おすすめ勉強方法

すでにかなり前に合格済みなので、自分が改めて受験し直すならどうするか、考えました！

スケジュール

FP2級の合格時間が150～300時間程度、期間でいうと3～5ヶ月程度と言われているため、3ヶ月を目安にスケジュールを作成しました。3ヶ月×2時間＝180時間程度を想定しています。

スケジュールのポイント解説

ポイント①：

まずはテキストにざっと目を通してみましょう！2週間では内容の理解は全くできないと思いますが、わからないことを調べだすといくら時間があっても足りないので、サラッと読みすすめて全体像の把握に勤めてください。テキストは約600ページあるので、2回転させる事を考えると1,200ページ、2週間で割ると1日約90ページこなすイメージです。

ポイント②：

テキストの理解はあやふやなままで良いので、問題集を解きまくりましょう！
試験の典型的なパターンを覚えるためにも非常に有効です。最初はわからない部分も多いですが、問題を解いていくうちに少しずつ理解が深まります。FP2級の出題される問題は似たような内容なので、何度も繰り返して解くことで、合格へ最短距離で進めます！
みんなが欲しかったシリーズの問題集は約600ページあるので、3回転させる事を考えると1,800ページ、8週間で割ると1日約32ページこなすイメージです。3回転できなくても2週間前になったら模試試験に以降しましょう。

ポイント③：

テキストは問題集で間違えた部分を確認するために辞書代わりとして使用しましょう。

ポイント④：

問題集での勉強が完了したら、自分の実力をはかるためにも模試を解いて本番試験に備えましょう。
TAC直前予想模試は模試3回分+ダウンロードで過去問2回分ついているので、こちらを2~3回転させれば合格できるでしょう！

あなたはどのタイプ？おすすめの勉強場所を4タイプ別に徹底解説！

受験体験記

受験動機

お金の知識を身に着けたいと思い始めたのがきっかけです。
FPを選んだのは、不動産運用設計という業務に関連がありそうな科目が存在していたためです。
最初受験したときはFP2級の受験資格を得るために、日本FP協会認定AFP認定研修であるユーキャンの講座に申し込みしたのですが、届いたテキストの分厚さに辟易して、結局心が折れて受験すらしませんでした(^_^;)

ことパパ

なんだこのテキストの分厚さは・・・

受講料がもったいないので、2級の受験資格だけは得ておこうと、課題(提案書)を提出し、なんとか終了証明書だけは獲得しました。
(提案書の作成はこちらの記事を参照ください。）

それから4年たち、FPのリベンジに挑むことにしました。

勉強期間

3か月
ITパスポートの試験が終わってから、すぐに勉強を始めました。

難易度

⭐⭐⭐☆☆☆普通

内容は難しいのですが、結局は選択問題で60%あっていれば合格できる試験なので、過去問さえ覚えてしまえば難易度はそこまで高くありません。

【資格難易度ランキング】私が挑戦した資格を独自評価！

受験時の勉強方法

私が受験したときには、独学ではモチベーション維持や専門的な内容の理解に難しさを感じることが多いため、ノウハウをもった資格講座（TACのDVD通信講座）を利用しました。

FPの6分野に対して、それぞれ一冊ずつテキストが存在し、内容も非常に幅広いです。
初めて勉強する内容ばかりだったので、理解するのが難しく苦しみましたが、講義は出題される部分に絞って進められていたので、問題集を解いてみたら意外と解けるようになっていました。

感想

FP2級は、お金の教養を深める最高の資格でした！
📌 社会保険、年金、保険、金融資産運用等々お金に関する知識を幅広く体系的に学べる！
📌 家計管理・資産形成にめちゃくちゃ役立つ！
📌 簿記と並んで、人生を変えた資格！

ことパパ

結婚したときに2人のライフプランを作成して、現在も家計管理に活用中です。さらに、この資格がきっかけで株式投資もスタート！
結婚当初にこれができたことで、将来の資産形成にも大きく寄与したと思います。
お金に関する知識が体系立てて学べる非常に有効な資格なので、「お金の勉強をしたい！」と思っている人には、全力でオススメします。