
今回は消費税法能力検定1級試験について記事にしました。
少しでも参考になれば嬉しいです!
資格概要
消費税法能力検定とは?
消費税法能力検定は、公益社団法人全国経理教育協会が主催する検定試験で、日本の消費税に関する知識を問う検定試験です。
試験の目的
消費税の基本的な仕組みや計算方法、申告手続きなどを理解し、実務で適用できる能力を評価することを目的としています。
試験のレベルと内容
試験は複数の級に分かれており、主に以下の内容が問われます。
級 | 主な内容 |
---|---|
1級 | 消費税法の高度な理論・実務、税務処理の応用 |
2級 | 消費税の基本的な計算、課税取引の判定、仕入税額控除など、実務に直結する知識 |
3級 | 消費税の基礎知識、税率、課税・非課税取引の概念など、初歩的な内容 |
直近の合格率
実施時期 | 1級合格率 | 2級合格率 | 3級合格率 |
---|---|---|---|
2024年10月 | 24.19% | 86.26% | 92.44% |
2024年5月 | 14.21% | – | – |
2024年2月 | – | 79.59% | 93.28% |
2023年10月 | 62.09% | 73.44% | 87.78% |
試験概要及び形式
- 受験資格:特になし
- 出題形式:筆記試験(記述式・選択式)
- 試験時間:1級は90分、2級と3級は60分
- 合格基準:70点以上の得点が必要
メリット
- 企業の経理・税務部門での実務能力証明
- 税理士試験の基礎固め
- フリーランスや個人事業主の税務処理能力向上
- 会計・経理業務の転職・就職活動でのアピールポイント
受験体験記・合格体験談
受験動機
2013年FP2級合格後、税理士試験を目標に2月中旬頃から勉強を始めました。8月上旬が試験だったので、今考えるとかなり無理なスケジュールでした・・・

もっと、会計・税務知識を深めたい!
時間足りないかもしれないけど、税理士試験を受けてみよう。
簿記論と財務諸表論を受験して、準備期間が短かったこともあり、結果は惨敗。
ただ、合格しているかもしれないという一縷の望みを持ち、結果が出る12月まで消費税法を受講していました。
不合格がわかったタイミングで、簿記論と財務諸表論を再受験するため、消費税法の勉強は途中でやめたのですが、せっかく勉強したのだから消費税に関する知識を何かしら形に残したいと思い調べたところ、この試験を見つけ、受験することにしました。

なにか消費税を勉強した成果を残せる資格がないか。。
ん?消費税法能力検定っていうのがあるのか。
受けてみよう!
勉強期間
1日
過去問題集を半分だけ解いて、試験に臨みました。
消費税法勉強していない人が勉強したら、基本から学ばなければならないため、当然もっと掛かると思います。
私的難易度
★★☆☆☆☆ やや易

消費税法を150時間くらい勉強していたので、この状態であれば過去問1、2回解けば受かります。
なので、勉強してない方にとっての、この資格の取得難易度が分からず、参考にならず申し訳ございません・・・。
内容は消費税法の講義で解く問題を簡単にしたようなものだったので、それなりに勉強するのは大変なんじゃないかと思って「やや易」にしました。
1級の合格率は20~60%前後で非常にむらがあります。私が受験したときには80%位だったと思うので、今は若干難化したのかもしれません。
私的資格難易度ランキング
勉強方法
問題集を解きまくるのがオススメです。
実際試験でも、ほぼ過去問の問題と同じようなのが出たので、これが一番有効だと思います。
あなたは何タイプ?おすすめ勉強場所を4つのタイプで徹底解説!
感想

消費税のこと何もわからないという人が税理士試験を受けるのはハードルが高すぎるので、消費税法を理解するための入口のための試験としては、ちょうどよい資格です。
経理実務を担当していて、税理士試験まで受ける時間がない方が、税法の基礎知識を体系立てて学ぶためには良い資格なので、興味がある方は受けてみてはいかがでしょうか!
おすすめ教材

おそらくこの試験に関するテキストは、これしかないのでおすすめというよりも1択だと思います!
過去問題集は、全国経理教育協会のサイトで販売されているので、そちらを購入してください。
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