
こんにちは!ことパパです。
今回は、人気資格「乙種4類危険物取扱者試験」について、実際に受験した体験をもとに詳しく解説します!
本記事では次の疑問をすっきり解決できる記事になっていますので、ぜひ最後まで読んでください。
1.資格概要
1-1|危険物取扱者とは?
危険物取扱者は、消防法で定められた「危険物」を安全に取り扱うための国家資格です。
危険物は以下の6種類に分類されます。
1-2|試験概要
危険物取扱者は「甲種」「乙種」「丙種」の3種類に分かれます。
項目 | 甲種 | 乙種 | 丙種 |
---|---|---|---|
取扱範囲 | すべての危険物(1類~6類) | 取得した類のみ(1類~6類) | ガソリン・灯油・軽油・重油・アルコール類のみ |
管理業務 | 可能 | 可能 | 不可 |
受験資格 | 理系の学歴 or 指定資格が必要 | なし | なし |
試験科目 | 法令・物理化学・危険物の性質 | 法令・物理化学・危険物の性質(取得する類のみ) | 法令・基礎知識・危険物の性質 |
難易度 | 高い | 中程度 | 易しい |
おすすめの人 | 理系出身者、幅広く扱いたい人など | ガソリンスタンド・工場勤務希望者など | 給油所・小規模施設で働く人など |
メリット | すべての危険物を扱える、転職・昇進に有利 | 需要が高く、特に乙4類は就職に有利 | 比較的簡単に取得できる |
1-3|合格率(目安)
資格の種類 | 合格率(平均) | 特徴 |
---|---|---|
甲種 | 約30~40% | 受験資格があり、試験範囲が広いため難易度が高い |
乙4類 | 約30~40% | 最も人気があり、受験者数が多い |
乙種(1・2・3・5・6類) | 約50~70% | 乙4類に比べて受験者数が少なく、合格率は高め |
丙種 | 約60~80% | 試験範囲が狭く、比較的易しい |
1-4|試験形式
- 5肢択一のマークシート方式
- 試験時間:120分(35分経過で途中退室OK)
- 合格基準:各科目60%以上
1-5|試験科目と配点
✔ 危険物に関する法令(15問)
✔ 基礎的な物理・化学(10問)
✔ 危険物の性質・消火方法(10問)
既に乙種の一部の類の免状を所持する方が未取得の乙種の他の類を受験する場合は、試験科目の「危険物に関する法令」と「基礎的な物理学及び基礎的な化学」の全部の問題が免除となり、試験時間は35分となります。
1-6|乙4取得のメリット
✔ 就職・転職に有利(ガソリンスタンド、工場、化学メーカーなど)
✔ 資格手当がつく会社もある
✔ 安定した需要がある(インフラ系の仕事で必要)
✔ 危険物を安全に扱う知識が身につく

特に乙種第4類はガソリンなどの輸送や取り扱いに不可欠な資格ということで、社会的需要が高く、危険物取扱者の中でも突出して取得者数が多い資格です。
2.申込方法(オンライン申請の場合)
①一般財団法人消防試験研究センターHPにアクセスし、電子申請をクリック

②危険物取扱者試験をクリック

③条件を確認して✔。使用するメールアドレスを入力して送信する。

④メールが届いたことが確認できたら先程のページで✔を入れる。

⑤免状の交付を受けているか、いないか選択。今回は受けていないを想定して進めます。

⑥すべての項目を確認し、✔をつけたら次へをクリック

⑦システム利用規約を読み同意するをクリック

⑧受験する地域をクリック

⑨都道府県をクリック

⑩試験日程が出るので受験したい日を選択

⑪申請者情報を入力し、すべて入力が完了したら、確認へをクリック(併願の場合は電子申請ではなく書面での申請が必要になります。)




⑫顧客情報を確認後、お支払い手続きへをクリック


⑬注文内容を確認後、同意して次へをクリック

⑭お支払い方法を選択後、次に進むをクリック


⑮コンビニエンスストアを選択した場合、コンビニを選ぶ。クレジットカードの場合、クレジットカードの入力し、次に進むをクリック


⑯お支払い手続完了

(⑰コンビニ払いの場合は次のメールが届くので、コンビニで支払い処理をすすめる)

“一般財団法人消防試験研究センターHPより引用”
3.おすすめ勉強法!
すでにかなり前に合格済みなので、自分が改めて受験し直すならどうするか、考えました!
3-1|おすすめ教材
公論出版 過去問集
✔ 過去10年分の問題が収録
✔ 解説が詳しく、効率的に学習できる
ユーキャン 速習レッスン
✔ 語呂合わせが豊富
✔ イラストが多くわかりやすい
3-2|スケジュール
乙4の勉強時間は一般に40~60時間程度と言われているため、1ヶ月を目安にスケジュールを作成しました。
1ヶ月(30日)×2時間=60時間程度を想定しています。

3-3|スケジュールのポイント解説

まずはテキストにざっと目を通してみましょう!
1週間では内容が理解できない部分が多いと思いますが、わからないことを調べだすといくら時間があっても足りないので、サラッと読みすすめて全体像の把握に勤めてください。
進捗の目安としては、次の表のとおり1日37ページ程度こなしていきましょう。

巻末の模試はやらなくてOKです。
語呂合わせの箇所は適宜見直して、暗記に用いましょう。
公論出版の過去問題集を3回転しましょう。
乙4は似たような内容が出題されるので、過去問を解くことで、合格へ最短距離で進めます!
こちらの過去問題集は網羅性が高いため、3回転すれば合格レベルに十分達すると思います。
進捗の目安としては、次の表のとおり1日80問程度こなしていきましょう。

3つの分野各科目60%以上の正答率を確保することが合格の条件になります。
不得意分野を作らないように、勉強時間の配分に気をつけてください!
間違えた問題をメモして、苦手分野を潰して行くのも効果的です。
4.受験体験記
4-1|受験動機
仕事で必要というわけではなく、「人気の資格だから」と興味本位で受験しました!
4-2|勉強時間
1か月約46時間
CFPと同時並行で勉強していました。
4-3|難易度
⭐️⭐️☆☆☆☆ やや易しい
合格率30~40%ですが、会社の指示でイヤイヤ受験する人も多いため、 しっかり勉強すればそこまで難しくないと感じました。
4-4|実際の試験結果
- 法令:80%
- 物理・化学:80%
- 危険物の性質・消火:90%
文系なので物理・化学が苦手だったのですが、無事に合格できました!
理解は諦めて、暗記につとめたのが功を奏したのだと思います。
5.免状の申請方法
合格したら次に免状の交付を受けましょう。
免状申請するにあたっては下の写真の一式が必要になります。(郵送の場合)
郵送の場合の必要書類は下記の通りになります。
- 試験結果通知書・免状交付申請書
- 領収証書原本
免状交付手数料2,900円を収めた際の領収書。金融機関にて収めます。 - 免状送付用封筒(茶封筒)
郵送で受領する場合、この封筒で免状が送られてきます。切手460円分を貼ります。 - 免状申請用封筒
上記1~3を封筒に入れ、簡易書留で郵便局の窓口へ提出します。
すでに他の種類の免状を取得している場合には、そちらも送ります。また、試験日後6ヶ月以上経過した申請については、新たに写真1枚が必要です。
これらを提出すると、2週間~1か月後には免状の交付を受けることができます。
6.まとめ
今回は、乙4の資格概要、おすすめ勉強法、受験体験記を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
最後に総まとめをします。乙4はこんな資格です!
【取得がオススメな人】
✔ 就職・転職で有利になりたい人
✔ 資格手当がつく会社に所属している人
✔ 危険物を安全に扱う知識必要な人
【勉強方法】
✔ 勉強期間:1ヶ月、60時間
✔ 問題集を3回転する

これから受験を考えている方の参考になれば嬉しいです!
それではまた!ことパパでした。
コメント