【危険物取扱者】乙3・乙5・乙6|受験体験をもとに勉強法を徹底解説!

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その他資格
ことパパ
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こんにちは!ことパパです。


今回は、消防法で定められた「危険物」を安全に取り扱うための資格「乙種3類、乙5類、乙6類危険物取扱者試験」について、実際に受験した体験をもとに詳しく解説します!

本記事では次の疑問をすっきり解決できる記事になっていますので、ぜひ最後まで読んでください。

  • どんな資格か?
  • 難易度、勉強時間は?
  • 申込方法は?
  • 勉強のスケジュールは?
  • おすすめの教材は?
  • どんな勉強をすればいいの?
  • 受験してみてどうだった?

1.資格概要

1-1|危険物取扱者とは?

危険物取扱者は、消防法で定められた「危険物」を安全に取り扱うための国家資格です。

危険物は以下の6種類に分類されます。

  • 乙1類:酸化性固体
  • 乙2類:可燃性固体
  • 乙3類:自然発火性物質・禁水性物質
  • 乙4類:ガソリン・灯油・アルコール類
  • 乙5類:自己反応性物質
  • 乙6類:酸化性液体

1-2|試験概要

危険物取扱者は「甲種」「乙種」「丙種」の3種類に分かれます。

項目甲種乙種丙種
取扱範囲すべての危険物
(1類~6類)
取得した類のみ
(1類~6類)
ガソリン・灯油・軽油・重油・アルコール類のみ
管理業務可能可能不可
受験資格理系の学歴 or 指定資格が必要なしなし
試験科目法令・物理化学・危険物の性質法令・物理化学・危険物の性質(取得する類のみ)法令・基礎知識・危険物の性質
難易度高い中程度易しい
おすすめの人理系出身者、幅広く扱いたい人などガソリンスタンド・工場勤務希望者など給油所・小規模施設で働く人など
メリットすべての危険物を扱える、転職・昇進に有利需要が高く、就職に有利比較的簡単に取得できる

1-3|合格率(目安)

資格の種類合格率
(平均)
特徴
甲種約30~40%受験資格があり、試験範囲が広いため難易度が高い
乙4類約30~40%最も人気があり、受験者数が多い
乙種(1・2・3・5・6類)約50~70%乙4類に比べて受験者数が少なく、合格率は高め
丙種約60~80%試験範囲が狭く、比較的易しい

1-4|試験形式

  • 5肢択一のマークシート方式
  • 試験時間:120分(35分経過で途中退室OK)
  • 合格基準:各科目60%以上

1-5|試験科目と配点

危険物に関する法令(15問)
基礎的な物理・化学(10問)
危険物の性質・消火方法(10問)

既に乙種の一部の類の免状を所持する方が未取得の乙種の他の類を受験する場合は、試験科目の「危険物に関する法令」と「基礎的な物理学及び基礎的な化学」の全部の問題が免除となり、試験時間は35分となります。

私はすでに乙4を取得していたので、今回は「性質・消化」の10問のみ受けてきました。

1-6|乙3、乙6取得のメリット

就職・転職に有利(化学メーカーなど)
資格手当がつく会社もある
危険物を安全に扱う知識が身につく

2.複数受験の場合の申込方法について

複数受験が可能かは、消防試験研究センターの支部によって異なります。

私は東京で試験を受けたため、既に他の乙種危険物取扱者免状を種類でも取得している方は、2種類までの試験を同時に受験することが可能です。
(3種類受験可能な支部もあるので、受験予定の支部のHP等でご確認ください。)

なので私は、乙3と乙6を同時受験した後に、乙5を取得しました。

複数受験は書面申請のみで、電子申請はできないのでかなりめんどくさいです。。

手続きとしては以下のとおりの流れになります。

  • 地元の消防署(分署及び出張所を含む)もしくは消防試験研究センターの支部に行って必要な数だけ願書をもらってくる。
    郵送の場合は、受験予定の都道府県の消防試験研究センターの支部に、①②を同封して送れば願書を郵送してもらえます。

    ①「請求者氏名、電話番号、危険物取扱者試験案内〇部希望」を明記したメモ
    ②切手を貼付し、自宅の住所を記入した返信用封筒

  • 願書、払込取扱票、封筒に必要事項を記入する。
    (書き損じた場合は、横2本線を引いてその上方等に正しく記入すれば大丈夫ですが、払込取扱票については、金額を訂正したものは無効になりますのでご注意ください。)
    私の場合、さらに法令と物理化学の科目免除を受けるために、免状のコピーを添付しました。

  • 郵便局又はゆうちょ銀行の窓口で試験手数料を払込する。ATM機では払込まないでください。

  • 振替払込受付証明書を願書に貼る。

  • 願書を封筒に入れて、郵便窓口に持っていき、特定記録で消防試験研究センターの支部へ送付または持参する。
    (恥ずかしながら、30近くになって特定記録と言うサービス自体初めて知りました(//・_・//))

以上の工程が必要になります。

電子申請する方はこちらの記事で詳細に説明してますので、是非参考にしてください。
【乙4種類危険物取扱者】受験体験談|合格のための勉強法と徹底解説

3.おすすめ勉強法!

すでにかなり前に合格済みなので、自分が改めて受験し直すならどうするか、考えました!

3-1|おすすめ教材

公論出版 過去問集

過去10年分の問題が収録
解説が詳しく、効率的に学習できる

科目免除者用教材なので1科目も取得していない人は別の教材を購入してください。

3-2|スケジュール

自分の経験から、勉強時間を1科目1週間目安にスケジュールを作成しました。

1週間(7日)×1.5時間=10.5時間程度を想定しています。

3-3|スケジュールのポイント解説

ポイント①テキストはなくてもよい

テキストは購入しなくても大丈夫です!

心配な方や時間がある方は、購入してざっと目を通してから進めても良いです

ポイント②過去問集を3回転する

公論出版の過去問題集を3回転しましょう。

危険物の試験は似たような内容が出題されるので、過去問を解くことで、試験の出題傾向を把握でき、合格へ最短距離で進めます!

こちらの過去問題集は網羅性が高いため、3回転すれば合格レベルに十分達すると思います。

4.受験体験記

4-1|受験動機

危険物甲種の受験資格を得るために受験しました。

甲種の受験資格は大学の単位や実務経験以外にも、次の4種類以上の乙種危険物取扱者免状の交付を受けている場合にも受験することができます。

・第1類又は第6類
・第2類又は第4類 →済
第3類
第5類

4-2|勉強時間

12時間(乙3、乙5、乙6両方合わせた時間)

4-3|難易度

⭐️☆☆☆☆ 易しい(免除ありの場合)

4-4|感想

科目免除すると試験範囲が大幅に減るので、難易度が一気に下がります。
私は文系なので、特に物理・化学が免除されるのは助かりました。

勉強時間は上のとおり12時間程度で、時間がなく過去問を1回転半で受けたのですが、なんとか合格することができました。
暗記物なので、とにかく真面目に過去問を回せば問題なく受かる試験だと思います。

5.まとめ

今回は、乙3,5,6の資格概要、おすすめ勉強法、受験体験記を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

最後に総まとめをします。危険物乙3,5,6はこんな資格です!

【取得がオススメな人】
化学メーカーなどに就職・転職する人
資格手当がつく会社に所属する人
甲種危険物の受験資格が欲しい人

【勉強方法】
勉強期間:1科目1週間、10.5時間
問題集を3回転する

ことパパ
ことパパ

これから受験を考えている方の参考になれば嬉しいです!


それではまた!ことパパでした。

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