
こんにちは!ことパパです。
今回は、知的財産の基礎を学ぶのにおすすめの資格「知的財産管理技能検定3級」について、実際に受験した体験をもとに詳しく解説します!
本記事では次の疑問をすっきり解決できる記事になっていますので、ぜひ最後まで読んでください。
1.資格概要
1-1|知的財産管理技能検定とは?
知的財産管理技能検定は、知的財産(特許・商標・著作権など)の適切な管理や運用に関する知識を問う国家検定試験です。
企業の知財部門や法律関連の専門家、または知的財産に興味のある人に最適な資格です。
1-2|試験の目的
この試験の目的は、知的財産の適切な管理・運用を行うスキルを持つ人材を育成し、企業や個人が知財を有効活用できるようにすることです。
1-3|資格概要
項目 | 内容 |
---|---|
級別 | 1級(指導的な立場での知財管理) 2級(専門的な知財管理) 3級(基礎的な知財管理) |
試験科目 | 学科試験(法律・制度の知識) 実技試験(実務対応能力) |
問題数・試験時間 ・合格基準 | 学科試験:30問・45分・満点の70%以上 実技試験:30問・45分・満点の70%以上 |
試験の実施時期 | 年3回(3月、7月、11月) |
試験形式 | 筆記試験または、CBT試験 |
受験資格 | 3級:知的管理業務に従事している者、 あるいは従事しようとしている者。 2級:実務経験、3級合格、ビジネス著作権 検定上級の合格等が必要 1級:実務経験が必要 |
試験の実施機関 | 一般社団法人知的財産教育協会 |
合格率 | 3級:約60〜70% 2級:約30〜50% 1級:約10〜20% |
知的財産に関する業務に従事したいという意思さえあれば、現時点で、知的財産に関する業務に従事されていない方や、知的財産に関する業務に従事する具体的な予定がない方でも、受験可能です。
2.おすすめ勉強法!
すでにかなり前に合格済みなので、自分が改めて受験し直すならどうするか、考えました!
2-1|独学で合格したい場合
2-1-1|おすすめ教材
TACスピードシリーズのテキスト&問題集
・事例ベースで理解しやすい
・問題集は過去問題だけでなく予想問題も収録
・解説がわかりやすい
2-1-2|スケジュール
知財3級の勉強期間は一般に一般的に50時間程度、期間としては1~2ヶ月程度と言われているため、1ヶ月を目安にスケジュールを作成しました。1ヶ月×2時間=60時間程度を想定しています。

2-1-3|スケジュールのポイント解説

最初からテキストは見なくてOKです!心配な方はざっと目を通してから進めても良いです。
いきなり問題集を解いて、間違えた部分をテキストで確認するのが効率的です。
テキストは200ページくらいで薄いですが、ここで時間を取られてアウトプットする時間がなくならないようにしましょう。
問題集から解くのに不安があるかもしれませんが、試験の典型的なパターンを覚えるためにも有効です。
知財3級の出題される問題は似たような内容なので、何度も繰り返して解くことで、合格へ最短距離ですすめます!
実技については一部穴埋め問題が出たりしますが、筆記試験とほぼ同じ知識を問われているので、問題にさえ慣れておけば大丈夫です。
ただ、学科の知識が前提になるので、学科→実技の順で問題集をこなしていきましょう。
進捗の目安としては、問題集を3回転はしたいので次の表のとおり1日55ページ程度こなしていきましょう。

ここまでこなせば十分合格可能な点数が取ることができると思います。
2-2|講座を受講して合格を目指す方
しっかり理解したうえで合格したい方は、TAC等の講座を受講してじっくり学ぶのがオススメです。
私はこの方法で合格しました。
2-2-1|講座の種類
TACの場合、次のWeb通信講座があります。最新情報や詳細はTACの公式HPでご確認ください。
3級オンライン本科生
講座名 | 講義回数 | 金額 | 教材 |
---|---|---|---|
Web通信講座 (問題集付) | 全5回 実力テスト1回 | 22,000円 | 3級基本テキストVer14.0 実力テスト(学科・実技)問題・解答解説冊子 知的財産管理技能検定スピード問題集(3級学科) 知的財産管理技能検定スピード問題集(3級実技) |
Web通信講座 (問題集無) | 全5回 実力テスト1回 | 19,800円 | 3級基本テキストVer14.0 実力テスト(学科・実技)問題・解答解説冊子 |
違いは次の問題集がついてくるか、ついてこないかだけの違いです。
- 知的財産管理技能検定スピード問題集(3級実技)
- 知的財産管理技能検定スピード問題集(3級学科)
2-2-2|メリット・デメリット
✔ 初心者でも理解しやすい丁寧な解説
✔ 試験に出るポイントをしっかりカバー
✔ スキマ時間に学習可能!
✔ お金がかかる
合格するだけであれば独学で十分可能なので、時間をとってしっかり理解したい方向けの方法です。
3.受験体験談
3-1|受験動機
私は当時財務経理部門に所属していましたが、特に経理がやりたいわけではなかったので、将来的には他の部門へ異動を希望してました。
その中の候補の一つとして知財を取り扱う部門もあったので、受験してみることにしました。
3-2|勉強期間
48.3時間
3-3|難易度
⭐️⭐️☆☆☆☆ やや易しい
3-4|受験したときの勉強方法
知財に関する知識が全くないので、基礎から学ぼうとTACのDVD通信「3級合格本科生コース (全6回)」で勉強を開始しました。(当時あった講座)
独学ではモチベーション維持や専門的な内容の理解に難しさを感じることが多いですが、 動画学習のおかげで中だるみがなくモチベーションが高い状態で最後まで学習できました。
内容としては著作権法、特許法、実用新案法、意匠法、商標法、条約等知財に関する多岐にわたる問題が出題されるので一見覚えるのが大変な気がしますが、有効期間等問われる部分は同じようなところが多いので、共通する項目、違う項目を整理して覚えていきました。
3-5|感想
仕事では設計契約する際に先方案では知的財産を先方に一切譲渡するような内容になっており揉めたり、プライベートでもブログを書くときにも注意しなければいけない内容などもあるので、自分事として興味を持って勉強することができました!
特許や著作権の基礎を学んだことで、契約書や著作権の取り扱いに対する意識も変わりました。
4.まとめ
今回は、知財3級の資格概要、おすすめ勉強法、受験体験記を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
最後に総まとめをします。知財3級はこんな資格です!
【取得がオススメな人】
✔ 知財の基礎を体系的に学びたい人
✔ 企業の知財部門や法務部門に従事したい人
✔ 比較的カンタンに取れる資格がほしい人
【独学の勉強方法】
✔ 勉強期間:1ヶ月、45時間
✔ 問題集を3回転する

これから受験を考えている方の参考になれば嬉しいです!
それではまた!ことパパでした。
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