
こんにちは、ことパパです!
今回は、ITの基礎知識を学ぶのにおすすめの資格「ITパスポート試験(iパス)」について、実際に受験した体験をもとに詳しく解説します!
本記事では次の疑問をすっきり解決できる記事になっていますので、ぜひ最後まで読んでください。
1.資格概要
1-1|ITパスポート試験ってどんな資格?
ITパスポート試験(iパス)は、情報処理技術者試験の一つで、ITの基礎知識を問う国家資格です。 経済産業省が認定し、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施しています。
1-2|試験の目的
ITに関する基礎知識を持ち、仕事で活用できる人材の育成を目的としています。
IT専門職だけでなく、ビジネスパーソンにも役立つ資格です。
1-3|試験概要
項目 | 内容 |
---|---|
試験形式 | CBT(コンピュータ試験) |
試験時間 | 120分 |
出題数 | 100問(四肢択一) |
合格基準 | 総合得点600点以上(1,000点満点) & 各分野で300点以上 |
合格率 | 約50% |
受験場所 | 全国の試験会場(随時実施) |
1-4|試験内容
試験は以下の3つの分野から出題されます。
分類 | 項目 |
---|---|
ストラテジ(経営全般) | 経営戦略・マーケティング |
会計・財務 | |
法務(知的財産権など) | |
システム戦略 | |
マネジメントシステム(IT管理) | 管理システム |
プロジェクト管理 | |
サービス管理 | |
テクノロジ系(IT技術) | ハードウェア・ソフトウェア |
ネットワーク・データベース | |
セキュリティ | |
アルゴリズム・プログラミング |
1-5|取得するメリット
✔ ITの基礎知識を体系的に学べる
✔ 就職・転職時のアピールになる
✔ 企業や自治体で評価される資格
✔ 情報処理技術者試験の入門編として最適
特に、これからIT関連の仕事に携わりたい方や、業務でITを活用したいビジネスパーソンにはピッタリです!
2.おすすめ勉強方法
すでにかなり前に合格済みなので、自分が改めて受験し直すならどうするか、考えました!
2-1|独学で合格したい場合
2-1-1|おすすめ教材
いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集
✔ イラスト&図解がたっぷりなので、初学者でも挫けず学習しやすい!
✔ 試験に出るポイントを厳選されており、効率よく学習可能!
✔ テキスト&過去問の構成なので、これ一冊で合格可能!
✔ 無料の講座をYouTubeで公開しているので、動画で学習したい人にもおすすめ。
✔ アプリでの過去問の学習が可能
ITパスポート パーフェクトラーニング過去問題集
いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集だけでも十分合格可能ですが、心配な方はこちらの問題集を追加購入しても良いと思います。
2-1-2|スケジュール
ITパスポートの合格時間が100~180時間程度と言われているため、2ヶ月を目安にスケジュールを作成しました。
2ヶ月×2時間=120時間程度を想定しています。

2-1-3|スケジュールのポイント解説

「絶対合格の教科書+出る順問題集」は、各章毎にテキストのあとに頻出過去問という作りになっています。
テキスト部分はざっと目を通して、過去問の方をこなしていきましょう。
進捗の目安としては、テキストを2回転はしたいので次の表のとおり1日40ページ程度こなしていきましょう。

テキストの内容がわからなくて不安になるかもしれませんが、問題をこなし続ければ徐々に理解も深まり解ける様になるので、心配しなくても大丈夫です!
不安な方はこの本の著者が解説する動画もあるので合わせてご覧になると良いと思いますが、あくまで合格が目的であれば割り切ってガンガン進めるのが効率的です。
このテキストを購入すると平成30年度春期から令和6年度までの過去問を演習できるアプリを利用できるようになります。
900問全解説付きで、学習履歴機能もあるため、合格ラインに達しているかの確認もしやすいです。
こちらの過去問を直近5年分を3回転しましょう。進捗の目安としては、次の表のとおり1日50問程度こなしていきましょう。

テキストを先にやる順番で紹介してますが、電車などのスキマ時間を利用して同時期にこのアプリをすすめても問題ありません。
試験年度別ではなく、分野別にやったほうが混乱しないのでおすすめです。
総合評価点1000点満点中600点以上かつ3つの分野(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系)別評価点すべてで300点以上を確保することが合格の条件になります。
不得意分野を作らないように、勉強時間の配分に気をつけてください!
アプリの履歴を確認して、苦手分野を潰して行くのも効果的です。
最後に最新のシラバスで追加された用語を確認しましょう。
シラバスとは、ITパスポート試験の出題範囲・内容を定めた資料のことです。主催団体であるIPAが、ホームページで公開しています。
ここで追加された用語も出題範囲となるため、資料を閲覧して抑えておきましょう!
ちなみに「 ITパスポート パーフェクトラーニング過去問題集」であれば、最新のシラバス6.3に合わせてアップデートした模擬問題が2回分掲載されているので、心配な方はこちらも利用すると更に合格可能性が高まります!
2-2|講座を受講して合格を目指す方
しっかり理解したうえで合格したい方は、TAC等の講座を受講してじっくり学ぶのがオススメです。
私はこの方法で合格しました。
2-2-1|講座の種類
TACの場合、次のWeb通信講座があります。最新情報や詳細はTACの公式HPでご確認ください。
講座名 | 受講期間目安 | 金額 |
---|---|---|
ITパスポート本科生(Webテストつき)※ | 約3ヵ月 全15回 | 27,000円 |
ITパスポート本科生(Webテストなし)※ | 約3ヵ月 全15回 | 25,000円 |
ITパスポート Webテスト オプション講座(模擬試験) | 3,900円 | |
ITパスポート Webテストプラス | 4,800円 |
2-2-2|メリット・デメリット
✔ 初心者でも理解しやすい丁寧な解説
✔ 試験に出るポイントをしっかりカバー
✔ スキマ時間に学習可能!
✔ TACの「自習室」が利用できる(❌️Webテストだけの申し込みの場合利用不可)
✔ 難易度に対して講義の時間が長い
✔ お金がかかる
合格するだけであれば独学で十分可能なので、時間をとってしっかり理解したい方向けの方法です。
3.受験体験記
3-1|受験のきっかけ
もともとパソコンを使うのが好きだったので、もっと詳しくなりたい!という気持ちから受験を決意。
ちょうど他の資格(簿記2級、建設業経理士1級、宅建)も勉強していて、資格取得の楽しさにハマっていたことも理由のひとつです。
3-2|勉強期間
約1か月
宅建試験が終わってすぐに勉強を開始しました。
3-3|難易度は?
⭐⭐☆☆☆☆ やや易しい
内容自体はIT知識がないと難しいですが、過去題を繰り返し解いてけば十分合格可能です!
3-4|受験したときの勉強方法
TAC等のDVD通信講座を利用して勉強しました。
全15回でテキスト(1冊)、問題集(1冊)、本試験問題集(3冊)などもついてくるコースです。
基礎からしっかり学習したい方向けの講義なので、初学者にも優しく理解しやすい内容でした。
私は1.5倍速で講義を見たあと、問題集を2周して合格しました
3-5|感想
IT業界の人の登竜門かと思ったのですが、ストラテジ系などは経営全般について出題されたりITを中心とした一般常識資格という感じでどんな職種でも役立つ内容でした。
特に社会人になりたての方などのITリテラシー教育や一般常識教育にはおすすめできる資格だと思います。
4.まとめ
今回は、iパスの資格概要、おすすめ勉強法、受験体験記を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
最後に総まとめをします。iパスはこんな資格です!
【取得がオススメな人】
✔ ITの基礎知識を学びたい人
✔ 情報処理技術者試験の入門編として学びたい人
✔ 比較的簡単に取れる国家資格がほしい人
【勉強方法】
✔ 勉強期間:2ヶ月、120時間
✔ テキスト・問題集を2回転する
✔ 過去問を3回転する
✔ シラバスの用語を確認する

これから受験を考えている方の参考になれば嬉しいです!
それではまた!ことパパでした。
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