
こんにちは!ことパパです。
今回は、VBAの知識やスキルを学ぶ資格「Excel VBAスタンダード」について、実際に受験した体験をもとに詳しく解説します!
本記事では次の疑問をすっきり解決できる記事になっていますので、ぜひ最後まで読んでください。
1.資格概要
1-1|VBAエキスパートとは?
VBA(Visual Basic for Applications)は、ExcelやAccessの作業を自動化するためのマクロ言語です。この資格は、VBAの知識やスキルを客観的に証明できるものとして、主にビジネスシーンで活用されています。
1-2|概要
項目 | 内容 |
---|---|
主催 | 株式会社オデッセイコミュニケーションズ |
対象分野 | Excel VBA / Access VBA |
受験資格 | なし |
試験形式 | CBT(コンピュータ上の選択式) |
試験時間 | 約50分 |
合格基準 | 約700点以上(1000点満点中) |
受験料 | ベーシック:13,200円(税込) スタンダード:14,850円(税込) |
レベル構成 | Excel VBA:ベーシック / スタンダード Access VBA:ベーシック / スタンダード |
合格率 | Excel :ベーシック80%程度 / スタンダード60%程度 Access:ベーシック55%程度 / スタンダード45%程度 |
学習内容(例) | ・変数、条件分岐、ループ ・ユーザーフォーム、ファイル操作 ・エラー処理、SQL連携など |
対象者 | ・Excel/Accessを業務で使う人 ・業務効率化を目指す人 ・スキル証明をしたい人 |
ベーシックよりもスタンダードの方が上位の資格となっており、「Excel VBA スタンダード」と「Access VBA スタンダード」を両方取得すると「VBAエキスパート スタンダードクラウン」という称号が与えられます。
1-3|資格取得のメリット
【取得がオススメな人】
✔ スキルの証明になる
✔ プログラミング全般の入り口になる
✔ 評価UPにつながる
試験に合格することで、「マクロの記録」や「業務フローの自動化」など、実務で即戦力となるスキルを証明できます。
VBAは構文が比較的やさしく、文法も直感的なので、これをきっかけにPythonやJavaScriptなど、他のプログラミング言語へのステップアップも可能です。
職場で繰り返し作業や定型業務を効率化できる人材は、どの部署でも重宝されます。
特にExcel作業が多い部門では「マクロ組める人」として一目置かれる存在に。
2.おすすめ勉強法!
すでにかなり前に合格済みなので、自分が改めて受験し直すならどうするか、考えました!
2-1|おすすめ教材
公式テキスト
✓ 主催会社のオデッセイ制作教材
✓ VBAスキルの基本を体系的に習得できる
✓ 本試験に準じた「模擬問題」が付属
VBAエキスパート Excel VBA スタンダード 演習問題
✓ 出題範囲に対応したWEB上で行う演習問題
※演習問題は3回(1コース:40問×3コース)
2-2|スケジュール
Excel VBAスタンダードの勉強期間は一般に一般的に50時間程度、時間としては50~70時間と言われているため、1ヶ月を目安にスケジュールを作成しました。1ヶ月×2時間=60時間程度を想定しています。(ベーシックを飛ばしてスタンダードを受ける想定で作成しています。)

2-3|スケジュールのポイント解説

ベーシックは受けない前提なので、細かいところは気にせずVBAの「読む・書く・実行する」感覚をつかみましょう。
進捗の目安としては、次の表のとおり1日29ページ程度こなしていきましょう。

1回読んだだけでは理解ができていない箇所も多いと思うので、スタンダードの勉強をする中で不明な点があれば、辞書代わりに利用しましょう。
1週目はさらっと読み、2週目で自分でテキストに載っているサンプルコードを打ち込んで実際に動かしてみましょう。
進捗の目安としては、テキストを2回転はしたいので次の表のとおり1日40ページ程度こなしていきましょう。

残りの2週間前後で演習問題を3回転しましょう。
実際にWEB上で問題を解くことができるので、本試験の環境に慣れることができます。
また、テスト終了後の結果画面に表示される解説をみて、間違った部分をテキストで確認し、わからない部分をつぶしていきましょう。
3.受験体験談
3-1|受験動機
会社での作成資料がエクセルを使ったものが多かったので、もっと効率的に業務をすすめたいと思い、VBAの資格を受けることを決めました。
3-2|勉強期間
19.4時間+α(おそらく30時間前後)
※Excel VBA ベーシックを数年前に受けようとして、軽く読んでいた期間があるため+αとしてます。
また、仕事中に実施した改善作業などは勉強時間に含めていません。
3-3|難易度
⭐️⭐️⭐️☆☆☆ 普通
合格率は60%程度の試験です。
3-4|受験したときの勉強方法
公式テキストを読んで勉強しました。
このテキスト自体はとても分かりやすく書かれていたのですが、プログラミングの勉強をするのは初めてだったので、変数等の用語をなかなか理解することができず読み込みが進みませんでした😢
悩んでいてもしょうがないということで、とにかくテキストに載っているコードをとりあえず打ってみたり、実務で使えそうなところをコードをほぼ丸写しで使ったところ、ようやく徐々に書いてあることが分かるようにはなってきました。
このくらいの段階から公式テキスト付属の模擬問題プログラムと別売りで販売している本試験の出題範囲に準拠した公式模擬問題プログラム(3回分)も購入し、2回転くらいやったところで試験を受験し無事に合格することができました。
3-5|感想
それほど難しくない資格だという前評判だったのですが、プログラミング初心者が受ける場合はそれなりに難しい資格だと感じました。
そのため、この資格の勉強過程で仕事中にいろいろなVBAを記述することでプログラミングに慣れていこうとしたのですが、それが結果として実務をかなり効率化することにつながったため、受験してよかったと思います。
実際に作成したマクロの例をいくつか挙げると、Excelのタブをクリックすると全体を左揃えにして、「計」と「小計」が含まれてるものは右揃えにして、「合計」が含まれてるものは中央揃えにするマクロとか、Excelの業績シート上に設置したボタンを押すと、ファイルを開くダイアログボックスが表示され、そこで業績データのExcelを開くと自動的に業績シートのExcelファイルに取り込んだデータが反映されるマクロ+関数等々を作って業務時間がかなり短縮されました🌞
(素人なので全然効率のよいプログラミングはできていないとは思いますが。)
ただ、私が異動した後のことを考えると、VBAを使用したシートで引継ぎできないのでそこが悩みの種になりそうです💦
(異動前の部署にマクロを使ったシートをどうしたか、約10年ぶりにきいてみたところ、なんと細かな修正などはSEさんにお任せして今も使っているそうです!私の素人プログラムをプロの方に直していただいているなんて恐縮すぎです。)
4.まとめ
今回は、Excel VBAスタンダードの資格概要、おすすめ勉強法、受験体験記を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
最後に総まとめをします。Excel VBAスタンダードはこんな資格です!
【取得がオススメな人】
✔ 転職や就活などでスキルを証明したい人
✔ プログラミングの基礎を学びたい人
✔ 会社での評価UPを狙いたい人
【独学の勉強方法】
✔ 勉強期間:1ヶ月、60時間
✔ テキスト→演習問題を3回転する

これから受験を考えている方の参考になれば嬉しいです!
それではまた!ことパパでした。
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